Month1月 2014

たまには良いかも?「沈没」と言う旅のスタイル!

バックパッカーの旅、と言うと、皆さんはどんなイメージがあるでしょうか?色々な海外へと冒険者の様に突き進んで行く。そんな旅をしているイメージがあるのではないでしょうか?確かに、そういう旅をずっとしている人も中にはいます。移動、移動、ひたすら移動。「旅とは移動である」と言う信条を持って、色々な街に行き、遺跡などの観光名所を見て、パックツアーの様な旅を一人でする。

確かに、旅人にはほぼ、ずーっとそのスタイルを崩さない方も存在します。でも、旅の中で、「旅に疲れてしまう」と言う事は少なからずあるんです。どこにも行く気力が湧かない、観光する気分にはならない、ただ、ぼーっとしたい。そういう心持ちになった時に、旅人はどうするか?するのです。何を?「沈没」を。

さて、「沈没」とは何でしょうか?一つの街(下手したら宿自体に)に数日から数ヶ月、あるいは年単位で、ただ過ごすだけの暮らしをする。そういう休憩の様な状態の事を言います。あまりにも、旅が忙しくて体に不調を感じて休む人も、中にはいます。単純に旅の気力を無くしてしまい、でも、旅を終わらせるのはまだだ、と思って、英気を養う目的でそういう状態になる人もいます。長い旅をしている中で、そういう期間があってもたまには良いのではないかと思います。

ただ……「沈没」を旅の主目的とする人も実は旅人の中には実はいます。インドなどの物価の安い国の場合は、特にこの傾向が強く(インドが過酷な旅を強いられる事が多いと言う理由もありますが)、ゆるゆるとした日々をただ過ごすだけの人もいるのです。「それの何が楽しいの?」と言う方もいるかもしれません。そういう意見も当然正論ではあると思います。ですが「何もしない贅沢」と言う言葉もあります。彼らはしているのです。「何もしないと言う旅」を。それも、また旅。旅に正解は無いと思います。したい事をただ、するだけ。それが自由な旅と言うものなのではないでしょうか?

海外トラブル事情。こんな方法であなたを騙す人もいます!

海外の旅は、バックパッカー的な旅で無くても、避けられるものなら避けたいのが、トラブルですよね。パックツアーに参加していても、自由時間などに騙される可能性も無いでもないですし。でも、もし騙されそうになったら、添乗員さんなどに相談出来る相手がいるパックツアーと違って、バックパッカー的旅の場合は、自分で全て対処しなければなりません。でも、一番の対処法は、騙される手口を知っておいて、出来るだけ騙されないようにする事です。

と、言う訳で、今回は、海外のトラブルで、特に頻繁に起こりやすいものを紹介していきたいと思います。

まず初めに、料金トラブル。これは、タイの三輪タクシートゥクトゥクや、インドのオートリキシャーなどで頻繁に起こるトラブルです。最初に100バーツやルピーなどで交渉して、走り始めて、実際に目的地に着いた時に。いきなり運転手が「200と約束した!」などと、強行に主張してくる事があります。結構、彼らは旅行者が特に気の弱そうな日本人だと知ると、割と調子に乗って、所謂「ボって」くる事が多いようです。そう言う場合は、初めに決めた値段の額のお金を渡して、とっととその場を離れましょう。言い合いをしても、何にもなりません。もしお金を拒否しようとしたら「じゃあ、1銭も払わない!」と強く言いましょう。彼らも、お金が全然払われないよりは、自分が約束した料金で支払われた方がずっと良い筈です。タイは、どうしてもこの手のトラブルが後を絶たない為に、最近はトゥクトゥクに乗らない、と決めている人も増えています。普通の乗用車のタクシーも頻繁に走っていて、そちらはちゃんとメーターで走ってくれるのですから、当然ですよね。タイでは、出来る事なら、普通のこの乗用車のタクシーを利用する事で、トラブルをだいぶ回避出来ると思います。

インドが、その旅を難しいと言うか、過酷な物にしている理由の一つに、インド人が色々な手を使って、旅行者を騙し、お金を得ようとする事があげられます。日本人には考えられない事ですが、例えば、自分が泊まりたいと思っているAと言うホテルに行こうとして、タクシーの運転手にそこに行ってくれ、と伝えたとします。素直にAホテルに連れて行ってくれたら、ラッキーです。時には「Aホテルは今日は休みだ!」などと言って、自分がマージンを貰える別のホテルに連れて行ってしまう運転手もいるのです。

後、未だにガイドブックなどで紹介されているものの、引っかかる人が後を絶たないのが、「ポーカー詐欺」と呼ばれる、賭博詐欺です。手口としては、現地の人間が、突然あなたに馴れ馴れしく「儲け話がある。絶対勝てる」などと言って、どこかの家に連れて行かれます。そこでは、ポーカーなどのギャンブルの席が設けられています。そして、イカサマで、カモの設定の人物を一緒に騙して、大もうけしよう、と言う段取りになっていますが、最終的に負けてお金を要求されるのは、あなたです。そのカモの人間もグルになっているのです。周りは、屈強な男達に囲まれ、逃げ場もありません。あなたは命惜しさに、有り金全部を支払う事になります。

まさか?とは思うかもしれませんが。日本人は押しに弱い人種だと思われている為か、そして素直な心を持っている事も知られているので、案外、この手の被害は後を絶たないのです。この手の被害に遭わない、一番の方法は毅然とした態度を取る事です。怪しいと思ったら、「NO!」と言う勇気を持ちましょう!

日本人バックパッカーのオアシス!日本人宿の実態!

海外を旅する日本人バックパッカーが時々思ってしまう事。それは「日本人と喋りたい……」と言う事です。海外を旅していると、ほとんど日本人がいない様な地域、と言うのが少なからず存在します。周りは現地人ばかり、少しは英語を喋る事が出来て、現地の人ともそこそこコミュニケーションが取れるバックパッカーの人でも、それが長いと、段々日本人との会話に飢えてくるんですよね。

そういう時に、バックパッカー達の心のオアシスの様な存在になるのが、海外の国に点在している「日本人宿」です。「日本人宿」とは何ぞや?と言う方に説明しておくと、色々な事情によって、宿泊している人間の人種がほぼ100%近く日本人ばかりになる宿の事です。先にも書いた通り、ほとんど日本人とお話が出来ない状況の中にあると、こういう宿に泊まっている日本人との出会いがとてもありがたい物になります。そこが日本人宿になる事情は、単純に経営者の方が日本人だったり、価格などの問題で、自然に日本人がその宿を定宿にするなど、本当に様々です。大抵が同じ旅好きが集まるので、話が合い、あの国はこうだった、などの情報交換の場にもなる事が多々あります。

宿によっては、日本人の方が経営している事もあって、出てくるご飯が日本食もどきの物だったりして、現地の食事にいささか辟易している方などが、涙を流さんばかりにその美味しさに感動するなどの姿も見られます。特に食べる物がスパイシーな味ばかりの国の場合は、体調を崩したりした時に、この日本食もどきが、本当にありがたかったりするのですよね。

そんな日本人宿。バックパッカー達のオアシスの様な宿ですが、良い事ばかりでは無い時も。それは「主」の存在です。全ての日本人宿にいる訳ではありませんが。時々、長くその国、と言うかその宿に滞在する事で、自分が偉くなったと何故か勘違いをして、実際にその宿のリーダーを気取る人が時々います。気の良い人であれば、特に問題ないのですが、時に頑固で、自分の意見だけが絶対で、それを押し付けてくる人も中には残念ながらいます。そういう人達の傾向としては「長い旅をしていれば偉い」と言った考えの方がほとんどです。特に大学生のバックパッカーの方達は、休みが長くても2ヶ月程度ですので、半年などの長期間の旅をしているだけで、尊敬の目でその人を見てしまう人もいます。

そうやってえばっている人も中にはいますので、上手く対処して、変な因縁などをつけられない様にするのも、旅をする上で大切かもしれません。

ただ、そういう日本人宿独特の気質が嫌で、あえてそういう宿は避ける、と言う人もバックパッカーの中にはいる事も覚えておいた方が良いかもしれません。どちらを選ぶかは、あなた次第、と言ったところでしょうか?

旅の出会いについて。人生のパートナーが見つかるかも?

バックパッカー的な旅、あるいは長い旅をしていると、本当に様々な人々と出会う事になります。普段、自分が生活している中では絶対出会えない様な人達とも知り合いやお友達になる事があります。例えば、キャバクラ嬢とか、風俗嬢、ホストなんて人達とは、そういう所が好きな方は除いて、なかなか普段、出会える事が無いですよね。勿論、海外を旅していると、外国人と知り合う確率もぐっと上がります。流石に、言葉がある程度堪能でないと、コミュニケーションを取るのは難しいですが。片言の英語ででも、意思の疎通は出来ますので、是非、色々な国の友達を作ってみてください。

そして、出会いの中には、当然異性との出会いもある訳です。日本の普段の生活で「出会いが無い!」とお嘆きの皆さんにも、是非、旅には出て欲しいです。そこには、運命的な出会いがあるかもしれないからです。中には、本当に肉体だけの関係とか、旅の間だけの恋人、なんて関係になる人もいますが、人生の伴侶を見つける方も、少なくありません。

容姿に自信がなくても大丈夫!特にあまり日本人がいない様な場所で、日本人に会うと、大抵の人はほっとするものです。特にそれが女性の場合、きっと彼女はかなりの高い確率であなたの事を頼りにするでしょう。ただ、ある程度はコミュニケーション能力はあった方が良いかもしれませんが……。

バックパッカー的旅をしている女性は、比較的容姿を気にしない方が多い気がします。パターンとしては「私、●×へと行きたいんですが、一緒に行ってくれませんか?」と言うお誘いなどに、あなたに白羽の矢が立つ事があるかもしれません。よっぽどご自分の旅のプランを崩したくない場合以外は、出来ればその申し出は受けてあげましょう。日本人女性の危険の確率を下げるだけでも、あなたがそうする事の意義は十分にある筈です。

勿論、あなたがその女性の方と一緒にいて「こんな女こっちから願い下げだ!」と思う事もあるかもしれません。特に旅の最中は、その人の素がとても見えやすい場でもあるのです。これは、勿論女性が自分のダーリンを見つける時にも、良い判断基準になると思います。一緒に楽しく旅を出来る異性と言うのは、一緒に生活をしていく上で、かなり楽な相手の筈ですから。

男性も女性も、この一点の為だけにも、旅に出ても良いかもしれません。「恋人が欲しかったら、旅に出ろ!」と、声を大にして言いたいです。

ただ、特に男性は気をつけてください。割と旅人の女性のネットワークは侮れません。特に最近はインターネットでいくらでも連絡が取れます。「●●って国に出没する△△って男には気をつけて!しつこく迫ってきます!」などと言われる様になったら、あなたの旅はかなりつまらない物になってしまうでしょう。あくまで、旅が主目的で、恋人が出来たらラッキー!と言うスタンスで、旅に臨んでくださいね。

旅はしたいけど、言葉が心配。でも、何とかなります!

バックパッカー的旅を推奨しているこのサイトですが、ここで一番疑問に思われる方が多い事に関してお話をしましょうか。それは何と言っても「言葉」ですよね。どうしても、この「言葉の壁」と言うのは、旅に出る事を戸惑わせるし、パックツアーなどの旅行が優れている点は、この問題を基本的に解決している事ですよね。ガイドさんや添乗員さんがいますから。

まして、一人で旅をすると言う事は、海外の方々と、基本的には英語で喋らなくていけない事を意味します(現地の言葉を喋られるにこした事はありませんが、基本的に共通語として、英語が喋られる事を前提として話をします)。さて、では、バックパッカー的な旅をする人達は全てにおいて、英語に堪能な方なのでしょうか?

実は……これが、そうでもないんです。勿論、中には、ほとんどネイティブな方々と同等の英語能力を有している人もいるのは確かです。ですが、本当にそんな人は一握り。では、後の人はどうしてるのか?拙い英語で、頑張って旅をしているのです!と、言うか、はっきりと言います。極論、英語がほとんど分からなくても、旅出来ます!いや、これ本当なんです。

英語が出来なくても、地名や行きたい場所の名前はガイドブックや人に教えてもらったりして、言えますよね?もし、乗り方や切符の買い方などが分からなければ、その地名などを連呼していれば、誰かが助けてくれます。駅員さんらしき人に声をかければ、話はもっと早くなるでしょう。

ご飯が食べたい時、頼み方が分からない、何と言って良いのか分からない。そんな時も、例えば、隣で食べてる人のお皿を指せば、お店の人が同じ物を出してくれます。東南アジアでは、ぶっかけご飯と言って、バットにおかずがよそわれていて、そのおかずをご飯にかけて出してくれる物がポピュラーなのですが、そのおかずを指差せば、大体のお店はそれをちゃんとよそってくれます。ほら、何とかなるでしょ?

最悪、もし凄く自分が喋られない事で不安ならば、ある程度英語などの言葉を喋られる日本人を探して、くっついていけば良いんです。そういう人が、旅をしていると結構な確率で出会ったりします。本気で、ほとんど日本語以外の言葉を喋られない人が、普通にアジアをふらふらとしています。

言葉は結局、突き詰めれば、ツールの一つにしか過ぎません。あると、勿論とても旅を楽しいものにしてくれます。旅先で、全然知らない人と喋るのはやはりとても楽しいですものね。

勿論、旅に出る前に、英語の勉強を頑張ってする事はお勧めする準備の一つではあります。そんなに難しい言葉が喋られなくても問題ありません。「自分はどこに行きたいか?」「いくらか?」「これは何か?」など、基本的な言葉さえ喋られれば、何とかなる筈ですので、中学や高校時代の英語が苦手だったあなたも、ちょっとだけ勉強しなおしても良いでしょう。

でも、一番は、旅に出る最初の勇気です。言葉が喋られないと言う困難も、案外楽しめちゃったりするものです。まずは、海外に、出てしまいましょう。きっとそこから学べる事もたくさんある筈ですから。

ディズニーリゾートは海外がお勧め!フロリダはまさに異世界!

今回は、ある意味で、バックパッカー的な旅とは対極の場所の話をします。それは、ディズニーリゾートです。

日本人であんまりディズニーが嫌いな人っていませんよね。特に女性の皆さんのディズニーへの愛は並大抵のものではありません。年間パスポートを購入して、足繁く舞浜のディズニーリゾートに通う方も多くいます。そんな方々でも、案外行った事のないのが、海外のディズニーリゾートです。

特にフロリダのオーランドにある、ディズニーワールド、これは是非、ディズニー好きな方も、そうで無い方にも行って欲しい場所の一つです。バックパッカー的な旅を推奨しているこのサイトですが、ここに行く時だけは、なるべくお金を貯めて、贅沢にオフィシャルホテルに泊まって、目一杯施設を楽しみましょう。

ディズニーワールドは、その大きさが何しろ破格です。総面積は何しろ、山の手線の内面積の1.5倍の広さで、本気で一つの国を形成していると言っても過言ではありません。いや、ここを訪れた人はきっとこう思う筈です。「ここは異世界だ……」と。

まさに「ワールド」の名に相応しい、そのディズニーワールド。東京ディズニーランドに該当する「マジックキングダム」、映画のアトラクションに特化した「ディズニー・ハリウッドスタジオ」、世界のパビリオンや他で見る事の無い特別なアトラクションが満載の「エプコット」。この三つがテーマパークとして核を成していて、その周りに無数のウォーターパークや、宿泊施設、各種エンターテイメント施設が存在する、思いっきりディズニーの魔法の中に浸れる、それがディズニーワールドなのです。

その広大さと施設の充実度は本当に規格外。1ヶ月滞在しても、全ての施設を回る事が出来ないほどなのです。最低でも1週間はこの夢の世界に滞在する事をお勧めします。日常を忘れる事が出来る、と言う点では、ここほどの規模のものはまず無いでしょう。日本にはまだ来ていないアトラクションを楽しむだけでも、本当に行く価値がありますよ。

ネックは、どうしてもお金がかかってしまう事でしょうか?一週間滞在しようと思ったら、どんなに色々と安く抑えたとしても、20万を下回るのは、ほぼ不可能です。ですので、やはりここへ行きたいと考えたら、出来る限りお金を貯めて、出来るだけディズニーの魔法に浸る様にしましょう。後、唯一の弊害は、東京のディズニーリゾートでは物足りなくなってしまう事です。東京のディズニーリゾートも本当にとても良く出来ていて、楽しいのですが、ディズニーワールドの魅力はやはり、規格外なのです。

バックパッカー的な旅とはかなり趣きが異になりますが、ここも、是非一度行ってみたい場所の一つです。

エキサイティングな国インド。インドの旅は戦いだ!

今回は、インドについて話していきたいと思います。皆さん、インドと言えば、どんなイメージがあるでしょうか?カレー?そうですね、確かに、インドではカレーが大変よく食べられています。ターバンを巻いた人達がたくさん?それはシーク教徒の方々がする格好で、実際には、そうで無い方もたくさんいます。

インドを一言で表すとしたら、私は少なくともこう言います「カオスである」と。まあ、一つの国を一言で表す、と言う行為自体がナンセンスと言う話はあると思いますが。

実際に、インドを旅するバックパッカーの人達は口を揃えてこう言います。「インド人の相手をするのは本当に疲れる」と。彼らは、まあ何と言うか、色々と適当です。列を並んで何かを買うと言う習慣がないとか、客と見るや、殺到するリキシャの運転手の人達とか、自分の行きたい宿の名前を言うと平気で「そこは今休みだ!」と平気で嘘を言って、自分がマージンを貰える宿に連れて行く、などなど。まあ、基本的にすぐバレる嘘をつくので、滅多にそれに騙されたりする人はいないのですが。

こういう人達との戦いが、イコール、インドの旅の日常になってしまうのです。バスに乗るにも、列車に乗るにも、物を買うにも、宿を取るにも。心身ともに、この国を旅すると言う事は、とても疲れる事である事は、認識していないと大変かと思います。勿論、全ての人がインド人は疲れるか?と言われると、そうではありません。素朴で優しい人達もたくさんいます。例えば、列車で出会った家族連れのインド人の方々。とても優しくしてくれて、ただの席が一緒になった旅人の事を本当に心配してくれて、「困った事があったら、いつでも私の家に来てくれ」などと言われる事もそう、珍しい事ではありません。本当に同じ人種なのか?と思ってしまうぐらい、優しくてまともな人もいるのです。

ただ、どうしても、旅行者を相手にする人達は、何とか少しでもお金を得ようとして、こちらにつまらない嘘などを付くのです。嘘をつかなくても、旅人を見つけては、勝手にマッサージを始めたり、物を売りつけようとしたり、彼らの相手をするのは、本当に疲れます。

そんなインドですが、でも、そんなところが魅力でもあったりするのです。不思議な事に。あんなに嫌な思いをしていても、「あれ、俺、またインドに行きたいと思ってる……?」などと思ってしまう旅人はたくさんいます。これを旅人の間では「インド病」と呼んでいます。この病気を治す方法はただ一つ。「インドにもう1回行く」以外ないのです。

インドの魅力は本当に不思議です。移動するのも色々と大変ですし、不衛生なので、うっかりすると、下痢などの病気に悩まされますし、でも、その旅は一番「旅をしている」実感があるのではないでしょうか?旅の中に身を投じると言う事は、イコール戦いの中に身を投じる、と言う事を意味します、インドの旅は。しかし、その戦いの中でしか見えないものもあるからなのか。人々はまた、インドに足を向けるのです。自分の生きる証を実感したくて。

インドの旅、少し脅したところもあるかもしれませんが、確かに一度行ってみて欲しい国の一つです。そこにはあるのです。我々日本人が、日本にいては絶対経験出来ない何かが。

日本人のパラダイス!何でもあるタイ旅行の勧め!

今回、お話するのは、タイ王国に関する事です。タイ、これを書いている著者も、とても好きな国の一つです。「もし、日本が滅んだら、移住先はタイにする」って言うぐらいには、大好きな国です。

タイの魅力は色々とあると思います。「微笑みの国」と言われるぐらい、人当たりの良い国民性とか。タイ料理も本当に美味しいですよね。行った事なくても、タイ料理は大好き、って人は結構多いのではないでしょうか?

でも、一番のタイの魅力、それは「何でもある」と言う事だと思います。特に日本人に対しては。殊に、首都バンコクに限って話をすると、交通網が発達している為、移動もとても楽ですし、ショッピングもデパートから市場まで、色々なシチュエーションで様々な買い物が出来ます。そして、スパなどのリラクゼーションも充実しています。タイマッサージは安い所だと、1時間で僅か500円前後で受ける事が出来て、まさに「毎日マッサージを受ける事が出来る」事も実現可能なのですから、その為だけに行っても、この国の天国さを味わう事が出来ると思います。

そして、日本人にとっては「日本の物はほとんど何でも手に入る」と言う事も、魅力の一つではないでしょうか?日本系のデパートも数あるので、日用品も日常的に手に入ります。雑誌や書籍も、空輸の値段がかかって、少し値は張りますが、日本の発売日とほぼタイムラグを生じない状態で、手に入れる事も出来ます。ブックオフこそありませんが、色々な古書店もありますので、日本では逆に手に入らない様な貴重な本が手に入ったりもします。

それは食に関しても同じで、日本のチェーン店がバンコクには数多く進出していますので、大体のファストフードは日本と同じ味を食べる事が出来ます。特にラーメン好きな方には、その種類の多さに驚くのではないでしょうか?二郎系、家系、つけ麺、まぜそば、下手な日本の地方都市よりも、ラーメンの充実度は上だと思います。

更に特筆すべきは、現地の方が運営している日本料理屋の存在です。少しディープなジャンルかもしれませんが、カオサン通りなどのバックパッカーの人達がたくさん集まる場所などの周りにある、現地の人が経営している(大抵は、日本料理屋さんでコックの経験のある方が店主をしている事が多い様です)日本料理屋さんは、是非行ってみて欲しいです。理由は、その安さ!今時は日本の学食でも無理な300円を切る値段で、ちゃんとした定食などを食べる事が出来るんです!味も日本人が多く訪れるお店は、日本の定食屋さんとほぼ遜色ない味のクオリティを保っています。

ガイドブックを読みながら、自分の好きな場所に移動して、タイの各地を回るのは、旅の初心者でもそう難しい事ではありません。ご飯も美味しいので、毎日の食事は何を食べるのか悩んでしまうぐらい充実しているでしょう。ビーチに行けば、各種マリンスポーツや、ダイビングなどの資格を日本とはかなり格安で取得出来る。少し疲れたら、タイマッサージや少し豪華にホテルのスパ施設でリラックス。お金のある人も、無い人も、きっとこの国は旅をする人の天国である事を実感出来る筈です。

是非、まずはこの「日本人の天国」の一つ、タイから旅を始めてみてはいかがでしょう?

意外に知られてないマレーシア。実は食の宝庫なんです!

マレーシア、東南アジアの国の一つですが、皆さんはどんなイメージを持ってるでしょうか?え?無い?マーライオン?それは、シンガポールです(笑)。そうなんです、タイやシンガポールなどに挟まれて、なんとなーく、地味な印象、と言うか、知名度が極端に低い国、それがマレーシアです。実際、この国の事を知っている人はどのくらいいるのでしょうか?東南アジアの旅が好きな人以外で、この国がどんな国なのかを、知っている人ってほとんどいないのではないでしょうか?

マレーシアは、先にも書いた通り、マレー半島の中にあって、タイとシンガポールに挟まれた国です。ボルネオ島の北部もマレーシアの一部です。首都はクアラルンプール。住んでいる人達は、マレー系、中華系、インド系、と言う三種類の民族が混在している、他民族国家でもあります。観光の目玉は……何かと問われると、割と答えに困ります。人によっては、マラッカの夕陽、と言う人もいるかもしれません。確かに、あそこの海から見える夕陽は一見の価値があります。後はペナン島のペナンヒルと言う山から見る景色も最高です。

後は、比較的、リタイア世代にも人気があります。キャメロンハイランドと言う高地のリゾート地があり、高地の為に年間平均気温が20度と、かなり涼しい事もあり、この地で第二の人生を送っている日本人の方々が結構な数います。

しかし、マレーシアの魅力は、何と言っても、その食のバラエティさにあると言っても過言では無いかもしれません。先にも書いた通りに、三民族が混在している国家な為、その民族の数だけ、それぞれの食事が味わえます。中華料理、インド料理、そして現地のマレー料理、それぞれがとてもレベルが高く、何を食べても美味しいと感じるでしょう。今日はインド人街で、インド料理、その次の日は、中華街で中華を、何て事も可能です。地元民のマレー人の方々が食べるマレー料理も、東南アジア独特のスパイスが効いた、パンチのある料理で、タイのカオマンガイとほぼ同じ料理のチキンライスなどが好んで食べられています。

中華料理も、我々が馴染んで食べている各種の料理を食べる事が出来ますが、特筆すべきは、独自発展を遂げた料理もあると言う事です。その一つ「肉骨茶」は「バクテー」と読む、漢方薬草を使った鍋料理で、マレーシアと言えば、この料理をあげる程、この味にハマっているファンもいる程です。

食以外では、街歩きも楽しい国です。特に首都、クアラルンプールは意外な都会で、電車も走っていますし、大きなデパートなども林立していて、都会に飢えた人達も満足できるほどです。

この、意外なエアースポット的マレーシア、是非一度旅してみて欲しい国の一つです。

パックツアーには無い面白さ!バックパッカー的旅の魅力!

皆さん、旅行してますか?旅、良いですよね。日常を忘れて、普段出来ない体験を出来る旅の中と言うのは、本当に楽しいです。

ところで、皆さんが描く旅ってどんな物でしょうか?最近は、随分自由旅行と言うスタイルが定着していますが、依然としてパッケージツアーで旅をする方も多いですよね。パッケージツアーも、勿論良いと思います。何しろ大体のところは勝手に連れて行ってくれますし、ガイドさんが同行するので、危険な事も随分と回避されます。お金のある方で、とにかく、手っ取り早く海外に触れたい方には、十分に楽しい旅になると思います。

ですが、ここで提示していきたいのは、バックパッカーと呼ばれる人達がしている旅のスタイルです。バックパッカーとは、文字通り、バックパックと言う、大きなリュック一つに荷物を詰めて、世界中を自由に旅する人達です。彼らにとって、旅の準備で必要なのは航空券だけ。泊まるホテルもその日に決める。ただ、あても無く、自分の行きたい所へと行くだけの、本当に自由な旅。勿論、楽しい事だけじゃありません。騙す人に遭ったり、迷子になったり。何かを交渉しようとしても、言葉が通じなかったり。

でも、そういう困難もひっくるめて、自由で気ままな旅。きっと、そこにはパックツアーでは見えない、色々な楽しみが待っています。そんな魅力を色々と書いていきます。

国内旅行はとりあえず、今回は置いておいて、目を海外に向けてみましょう。誰も会った事のない人や、誰も見た事のないもの、あなたの前には、そんな物がたくさん待っています。

さあ、旅に出ましょう!Let’s Go!!

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