LCC、ローコストキャリアの略の事ですが。日本にも、最近随分とこのLCCの会社が航空業界に参入してきています。その魅力は、何と言っても値段です。以前は、例えば東南アジアの旅の中心である、タイのバンコクへと行く方法は、成田空港を利用する場合、ビーマンバングラデッシュ航空が最安値を出していて、大体のバックパッカー的な旅人達はこの航空会社を使っていました。それでも、日本で航空券を買う場合は、往復で7万ほどの出費が必要でした。しかし、旅人の中には、片道切符をとりあえず購入して、タイへと入り、ビーマンバングラデッシュ航空の1年間有効の往復オープンチケットを買う人がいました。タイは日本よりもかなり格安で航空チケットを買う事が出来たのです。1年間往復のチケットで3万円ほどの値段だった為、往路をタイから日本、復路を日本からタイと言うそのオープンチケットで、一旦日本に帰った旅人達は、バイトなどをして資金を貯めて、復路のチケットで再び旅を再開する、と言う方法を取る事が出来たのです。

ところが、時代は変わりました。LCCの参入が、アジアに出発する旅人の背中を押してくれます。2014年の8月の時点で、エアアジアと言うLCCの会社が、マレーシアのクアラルンプールの片道料金で8000円と言う驚愕の値段を出しました。これは、キャンペーン料金ですので、色々な制限がありますが、往復でも2万前後でアジアに入る事が可能になってきたのです。タイのバンコクでも、同じ様にキャンペーン料金で往復で3万を切る値段を出しています。

LCCの凄いところは、旅行代理店を通さず、旅人が世界のどこにいても、ネット環境さえあれば、予約する事が出来る事です。クレジットカードさえあれば、決済も全てネットでする事が出来ます。

ほんの数年前と、海外への旅はかなり変わっていると言わざるを得ません。旅人が必要なお金はかなり、低額に抑える事が出来る様になったのです。

そして、このLCCの登場は、旅のスタイルも随分と変えました。LCCを乗り継いで、30万前後で世界一周、なんて事も、そう難しくはなくなっているのです。同時に、飛行機を乗り継いで行く旅のスタイルも凄く自由になりました。先にも書いた通りに、ネット環境さえあれば、LCCはチケットを購入する事が出来ます。一つの目的地にたどり着いたら、次の目的地をそこで決める、と言う本当に自由な旅も可能になったのです。

初めて、海外に出ようと考えている人は、LCCの利用を是非検討してみてください。無理にお金を使う事なく、自由な旅の第一歩を踏み出す事が出来ますよ!